平成28年度・禅をきく会(報告)

開催日:平成28年10月18日(火)13:30~15:30

◆いす坐禅
◆いす坐禅
◆講演 <br />駒沢女子大学教授・千葉県宝林寺住職  千葉公慈老師
◆講演
駒沢女子大学教授・千葉県宝林寺住職  千葉公慈老師

会場:新潟県南魚沼市「南魚沼市民会館」

28年度の「禅をきく会」は、下記の日程にて進行致しました。
開会挨拶~いす坐禅(15分)~講演・千葉公慈老師(80分)~閉会挨拶

内容・参加者の感想については、下記の通りです。

◆いす坐禅
 ステージ上で、いすを使用し5名の僧侶が見本を見せ、増田統監が指導する方法で行いました。 
 ステージ上もいすを使用することは、参集者と同じ体勢になり分かり易くなります。

 参加者からは、
 ・初めて体験しました。よかったです。 
 ・月に一回いす坐禅をさせて頂いております。
 ・日々やれたらと思います。真っ直ぐな生き方が出来るように。
 ・家の椅子で行ってみたい。
 ・日頃の疲れを癒やすことが出来ました。
 ・朝のお経時に実践したいと思います。
 ・家でもやってみたい。
 ・心静かに、落ち着いた時間をもつことが出来た。
 ・仕事などでも短時間でできそうです。
 ・もう少し時間が長くても良いかもしれない。もっといす坐禅を広めてほしい。
  などの感想を頂き、いす坐禅に親しみをもって下さいました。

◆講演
 駒沢女子大学教授・千葉県宝林寺住職 千葉公慈老師に「やさしい唯識のお話 -心のしくみを考える-」の演題にて講演頂きました。
 内容は、
  1.ゴータマ・ブッダの説いた心
  2.仏教思想の中野唯識
  3.唯識にもとづく禅定という実践
  4.おわりに

参加者からは、
 ・テレビ(「ぶっちゃけ寺」)で楽しく見ています。今回は聞かせて頂きたく来ました。
 ・ご老師の明るくユーモアのあるお話で、生きる勇気を頂きました。
 ・わかりやすいので良かった。
 ・自分の心の置き方で、幸にも不幸にもなることがわかりました。
 ・心を知る大切なことを学びました。

 「唯識三年、倶舎八年」と言われる難しい「唯識」について、時折出して下さるユーモアとお人柄から、楽しくお聴きすることが出来ました。
 特に、道元禅師が『典座教訓』でお示しの「三心」(喜心・老心・大心)は、「三毒」(貪・瞋・痴)との対治と考え、坐禅の「調身・調息・調心」こそが、「三心」へ導くとお話頂いたことは、興味深く、坐禅をすることを明確にして下さったように感じました。

以上