こくかんちょうのおことば)

 そうとうしゅうはお釈迦さまをご本尊とし、歴代の祖師がそうじょうしてこられたほとけの教えにしたがい、正しい信仰生活を送ることを宗旨としております。
 両祖として仰ぐどうげんぜんけいざんぜんは、坐禅を中心とした生活の全てがほとけの行いであり、その功徳をあまねく人々にめぐらせなさいとお示しくださいました。多くを求めてしまう生き方を見つめ直し、自己をつつしみ、ともに思いやり、分かち合う心豊かな社会の実現を、常に望んでおります。
 今、私たちの心は不安にさいなまれてみません。絶えることない凄惨な事件や争いに胸を痛め、災害に涙し、他者との関わりに思い悩むような、苦悩に満ちた社会を生きております。
 こうした世の中にあって、お釈迦さまと両祖さまは、いかにして心やすらかに生きるかをお示しくださっています。ほとけの前に静かに坐り、ご先祖様に思いをよせてを合わせ、しんじん調ととのえて、一仏両祖の教えを今こそ実践して参りましょう。
しゃぶつ
こうじょうようだいどうげんぜん
たいじょうさいだいけいざんぜん

合掌

平成三十年四月一日
そうとうしゅうかんちょう がわしんざん

平成三十年度布教教化方針

告諭に基づき、本年度の布教教化方針を次のように定めます。

一、一仏両祖のおとなえの普及につとめます。
 私たちは、日々「南無釈迦牟尼仏」「南無高祖承陽大師道元禅師」「南無太祖常済大師瑩山禅師」とおとなえし、その御教えを相承し、心安らかに毎日の生活を送ります。

二、禅の実践にとりくみます。
 私たちは、寺院内外を問わず、法要時など、様々な機会に坐禅を取り入れ「禅」の実践をすすめます。そして、「禅」の実践とは、「坐禅」のみならず、日々の私たちの生き方を示すものであり、その姿を通じて、行ずることの大事さを伝えます。

三、あらゆる差別の撤廃と人権啓発の活動にとりくみます。
 私たちは、菩薩の誓願をもとに、さまざまにかたちを変えていく差別やいじめ、虐待などの問題を直視し、その未然防止と差別撤廃・人権確立のための歩みを続けます。

四、ともに喜びを分かち合える平和な社会の実現をめざします。
 私たちは、過去のあやまちと戦争の惨禍を忘れず、非戦を誓います。恒久平和実現のために、国や民族の垣根を越えた相互理解と協調による道をともに歩みます。

五、「地球環境をまもる全曹洞宗の運動」(グリーン・プラン)を継続していきます。
 私たちは、自らが大自然とひとつであることを深く自覚し、未来の地球の姿を思い、自分だけでなく、周囲を大切にする心で環境に配慮した生活をいたします。

六、被災地支援を継続し、菩薩行を実践していきます。
 日本各地で発生している自然災害や東京電力福島第一原子力発電所事故などにより、依然として多くの人びとが悲しみと不安の中にいます。
 私たちは、この現実を直視し、菩薩行を通して互いに慈しみあう社会、原子力に頼らない社会、そしていのちを生かしあう社会の実現につとめます。

七、孤立する人びとと向き合い、支えます。
 私たちは、年間自死者数が二万人以上という状況を重く受け止め、遺族の苦悩に向き合います。自死者や孤独死などを出さないよう地域社会のネットワークを作り、人びとと関わり見守ることにつとめ、支えます。また、高齢化社会を見据え、地域での声の掛け合いを進めます。

八、寺院を地域社会の「絆を深める場」に活かします。
 私たちは、積極的に地域社会へはたらきかけ、寺院を広く開放して人びととの絆をより強めてまいります。

曹洞宗義援金ご協力のお願い

「東日本大震災」に対する義援金を受け付けております。
お寄せいただきました義援金は、震災で甚大な被害を受けられた宗門の寺院及びその檀信徒の皆さまの復興支援金として活用させていただきます。

《曹洞宗義援金窓口》
金融機関 郵便局・ゆうちょ銀行
口座番号 00190-2-604062
口座名義 曹洞宗義援金
※振込用紙の通信欄には「東日本大震災曹洞宗義援金として」とご記入ください。

SOTO ZEN ロゴマーク

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  • 坐禅 ...... 3つの円が、身体・手・法界定印をあらわす
  • 人権 ...... 一つひとつの円が、人間の尊厳をあらわす
  • 平和 ...... 全体を包む円が、「和」をあらわす
  • 坐禅 ...... 3つの円が、身体・手・法界定印をあらわす