平成28年度 青少年教化指導者研修会(報告)

開催日:6月14日~15日

三香美晋道老師
三香美晋道老師
特色ある寺院活動の発表を受けてのディスカッション
特色ある寺院活動の発表を受けてのディスカッション
田中至道先生(医療法人徳養会沼口医院臨床宗教師)
田中至道先生(医療法人徳養会沼口医院臨床宗教師)

会場:石川県宗務所 第5教区 64番 「永光寺」

講師:管区内宗侶8名より
「特色ある寺院活動報告」

内容:
○お寺×アート 「oterart金澤」
○コラボイベント「行鉢GYO-HATSU」
○たけふ・みたままつり他
○仏教者ビハーラの会について
○仏教文化講話
○子どもたちと共に笑い、共に歩むお寺を目指して
○自殺防止(予防)活動の意義
○NPO法人三松会の活動


各々25分の発表を頂きました。
その後、参加者が6班に分かれ、発表内容についてディスカッションを行いました。
素晴らしい発表の中にも、自分たちにも実行が可能ではないかと、明日への希望とした方が多かったように思います。
大きなイベントではなくとも、平素より地道な活動をしている方が、多いことに気付かされました。
このような活動が、寺院の活性化につながっていくように感じました。

講師:田中至道先生(医療法人徳養会沼口医院臨床宗教師)
「超高齢多死社会における臨床宗教師の可能性」

内容:
1.医療と宗教
2.日本社会の現状
3.臨床宗教師の誕生とその背景
4.臨床宗教師とは?
5.臨床宗教師になるには?
6.当院での取り組み
7.患者さまとのやりとり
8.みんなで支える

当教化センターとしては、初めて「臨床宗教師」について学習する機会となりました。基本的なことからご教示頂き、参集者に分かり易くお話して下さいました。あくまで、主役は「患者さま」と「ご家族」であり、臨床宗教師は潤滑油のような役割が求められている。との言葉が印象的でありました。より学習がすすめられるようにしたいと思います。

講師:川本晶広先生(石川県こころの健康センター)
「ひきこもりとその支援」


「ひきこもり」の定義よりご教示、活動しての事例をご紹介頂きました。ひきこもっている当事者の心理やご家族で悩み、かかえてしまっていることも多いことを知りました。家族本人への支援の心がけなどもご教示頂きました。我々僧侶が、地域社会にあって出来ることを探りたいと思います。