平成27年度・禅をきく会(報告)

開催日:平成28年 3月 5日(土)13:30~16:20

いす坐禅
いす坐禅
演奏<br />三重県曹洞宗青年会 和太鼓集団「鼓司」~kusu~
演奏
三重県曹洞宗青年会 和太鼓集団「鼓司」~kusu~
講演<br />大本山總持寺副貫首・石附周行老師
講演
大本山總持寺副貫首・石附周行老師

会場:長野県佐久市「佐久平交流センター」

27年度の「禅をきく会」は、下記の日程にて進行致しました。
挨拶~いす坐禅(15分)~和太鼓集団「鼓司」演奏(40分)~休憩(20分)~講演・石附周行老師(90分)

内容・参加者の感想については、下記の通りです。

◆いす坐禅
ステージ上で、いすを使用し5名の僧侶が見本を見せ、指導は増田統監が行いました。
参加者からは、
 ・はじめてだったが、とても良かった。
 ・リラックス出来た。 
 ・心がすっきりした。
 ・高齢者なので、ありがたかった。
 ・手軽にできてとても良かった。
 ・自分との心の対話が出来ました。
 ・家でもやってみたい。
 ・心静かに、落ち着いた時間をもつことが出来た。
などの感想を頂き、いす坐禅に親しみをもって下さったようです。

◆演奏
三重県曹洞宗青年会  和太鼓集団「鼓司」~kusu~ 「正法への錫杖」「悟りの岸へ ~雲の行くまま 水の流るるままに~」と題しての演奏でした。
リハーサルより、青年僧らしく一生懸命に、チームワークよく、真剣に取り組んで下さいました。
本番では、和太鼓の演奏、演奏の動きより、ステージ上はまさに修行道場となりました。
参加者よりは、
 ・感動して涙が止まらなかった。(多数あり)
 ・チームがひとつになっていた。
 ・一打ごと心にしみました。頑張って生きていきます。
 ・若いお坊さんも随分頑張っているのですね。感動しました。ありがとう。
 ・今まで聞いた太鼓の演奏の中で一番良かった。
 ・力強さに圧倒されると共に感動しました。
 ・これからも、全国の人たちに感動を与えて下さい。
などの感想を頂き、多くの方々に感動を与えました。

◆講演
大本山總持寺副貫首・石附周行老師に「見えないものが見える」の演題にて講演頂きました。
お話は、
 1.はじめに 現代を生きる智慧
 2.平常心これ道
   「茶に逢うては茶を喫し 飯に逢うては飯を喫す」(太祖瑩山禅師)
   「途同じゅうして 轍同じからず」(了庵慧明禅師)
 3.見えないものが見える
   「菩提薩埵四摂法」 (高祖道元禅師)
   ① 布施  ②愛語  ③利行  ④同事
 上記の内容を、例話を交え、分かり易くお話し下さいました。
参加者からは、
 ・石附老師の穏やかな話し方で、心洗われました。
 ・ご老師の明るくユーモアのあるお話で、生きる勇気を頂きました。
 ・人間すべて思いやりが大切だと思いました。
 ・心の栄養を頂きました。
 ・身近な生活の中で、ひとつでも実行できたらと思いました。
 ・お互いが助け合う世の中になるように努力したい。
などの感想を頂きました。お話をお聴きすることで、人の心を動かすことが出来ることを改めて感じました。

今回の「禅をきく会」で一番感じたのは、始まる前と帰路につかれる参加者の表情の違いです。お帰りの時は、充実感を味わったお顔で会場をあとにして下さいました。
心が洗われる「禅をきく会」にこれからもしていきたいと思います。

以上